地域支援
実施場所 岩手県大船渡市三陸町越喜来
実施期間 2021年〜2023年
東日本大震災における後世への継承、記憶の風化防止、心の復興の一助を図ることを目的に、越喜来地区における津波最大到達地点に、看板を設置するとともに、花壇を新設しました。
「これより上へ」と記載した看板を辿った先には、避難に適した高台があり、「津波最高到達地点」と記載した看板は、左方にある避難場所や花壇へのアプローチとなっております。
実施場所 岩手県釜石市甲子町第2応急仮設団地
実施期間 2017年〜2019年
2017年、釜石市甲子町第2応急仮設団地(岩手県釜石市)に、花壇を新設しました。
この事業は、仮設団地の住民との協働によるもので、心の復興への一助、新たなコミュニティの創造を図る核となることを目指しています。
当初は閑散としていた場所ですが、住民とともに多種多様の花を植栽したことにより、色鮮やかなスポットへと生まれ変わり、住民のこれからの憩いの場となることを願っています。
なお、本花壇は、釜石市甲子町第2応急仮設団地の廃止に伴い、すでに撤去解体しております。
ほとんどの外灯が津波で押し流され、夜間になると辺り一面が真っ暗な状態となり、交通面の危険、防犯面の悪
化が地域の問題として懸念されている状態でした。
また、道路の側溝のふたやガードレールも津波で流され、危険な状態の箇所が目立っていたため、私達はその緊
急を要する状態に着目、地域の皆様や町内会、行政に誘導灯やカラーコーンの設置についてを提言しました。
防潮堤や防風林が押し流され海風をまともに受ける被災地域の事情を深慮し、誘導灯には安価な太陽光発電
型のガーデニングライトを選び設置しました。
電気のような明るさはありませんが、暗闇の中に輝く光は住民への安心感をもたらすとともに、「交通面の改善」「防
犯面の改善」「心のケア」の一助として大いに喜ばれました。
震災時は急な斜面を登り避難した住民が多数いました。
避難道整備も初の試みの活動の一つ、様々な試行錯誤や紆余曲折もありましたが地域の避難道として、山菜採
りや散歩コースとして気軽に地域住民の方が利用することを望んでいます。