地域への支援
釜石市甲子町第2応急仮設団地(岩手県釜石市)は仮設団地の集約化に伴い、2018年末で解体さ
れることになりました。
これまでの感謝として、ありがとうを胸に、百花繚乱に花壇を彩りました。
2017年、釜石市甲子町第2応急仮設団地(岩手県釜石市)に、花壇を新設しました。
この事業は、仮設団地の住民との協働によるもので、心の復興への一助、新たなコミュニティの創造を
図る核となることを目指しています。
当初は閑散としていた場所ですが、住民とともに多種多様の花を植栽したことにより、色鮮やかなスポット
へと生まれ変わり、住民のこれからの憩いの場となることを願っています。
ほとんどの外灯が津波で押し流され、夜間になると辺り一面が真っ暗な状態となり、
交通面の危険、防犯面の悪化が地域の問題として懸念されている状態でした。
また、道路の側溝のふたやガードレールも津波で流され、危険な状態の箇所が目立っていたため、
私達はその緊急を要する状態に着目、地域の皆様や町内会、行政に誘導灯やカラーコーンの設置についてを
提言しました。
防潮堤や防風林が押し流され海風をまともに受ける被災地域の事情を深慮し、誘導灯には安価な太陽光
発電型のガーデニングライトを選び設置しました。
電気のような明るさはありませんが、暗闇の中に輝く光は住民への安心感をもたらすとともに、「交通面の改善」
「防犯面の改善」「心のケア」の一助として大いに喜ばれました。
震災時は急な斜面を登り避難した住民が多数いました。
避難道整備も初の試みの活動の一つ、様々な試行錯誤や紆余曲折もありましたが地域の避難道として、
山菜採りや散歩コースとして気軽に地域住民の方が利用することを望んでいます。